news2013

2013年

12月7日 シンポジウム「日本アルプスの大規模地すべり:第四紀地形学・地質学の視点から」を開催いたしました

 信州大学理学部でシンポジウム「日本アルプスの大規模地すべり:第四紀地形学・地質学の視点から」を山岳科学総合研究所および日本地理学会「日本アルプスの大規模地すべり研究グループ」の共催、日本地理学会の後援で開催しました。
 日本アルプスはこれまで急速に上昇を続け、その一方で不安定化した斜面が地すべりや崩壊を引き起こしています。また近年の研究成果でこれまでは地すべりではないとされていた山地でも多く見出されるようになってきました。今回のシンポジウムでは、地質学、地形学、第四紀学、生態学の視点も交え、最新の研究成果について報告するとともに、意見交換を行いました。
 関心の高いテーマでもあり、全国各地の研究者のみならず、企業、官公庁、そして地元の皆さま約120名の方にご来場いただき、盛況のうちに開催できました。
 ニュースレター第41号,42号に、シンポジウムの講演要旨を掲載いたします。

【写真1】

【写真2】




11月30日 2013年度信州フィールド科学賞授賞式及び記念シンポジウム」を開催しました

 11月30日(土)松本キャンパスにおいて「2013年度信州フィールド科学賞」授賞式及び記念シンポジウムを開催致しました。
 授賞式では、山岳科学総合研究所長 鈴木の挨拶の後、神戸大学大学院理学研究科生物学専攻生物多様性講座・准教授 佐藤拓哉さんに「信州フィールド科学賞」、東京都立小笠原高等学校・自然保護研究会の皆さんに「信州フィールド科学奨励賞Ⅰ種(高校生)」、東京農工大学農学府国際環境農学専攻修士1 年 青戸一峰さんに「信州フィールド科学奨励賞Ⅱ種(卒業論文)」が授与されました。
 賞の授与の後、佐藤さんからは受賞のご挨拶をいただき、今回交通事情により参加されませんでした東京都立小笠原高等学校・自然保護研究会の皆さんにはビデオレターにてご挨拶と研究内容の紹介をしていただきました。また、青戸さんからはご挨拶の後、会場にて研究内容の紹介をしていただきました。

【写真1】

 引き続き、「生物たちが紡ぐ生態系の季節的な繋がり~寄生・変態・羽化~」をテーマに記念シンポジウムが行われ、「信州フィールド科学賞」を受賞した佐藤拓哉さんより受賞記念講演「森と川をつなぐ細い糸:寄生虫が紡ぐ生態系の隠れた繋がり」をご講演いただきました。
 また、東京大学の岩井紀子さんより「消費者が資源を増やす?―水中でオタマジャクシが果たす役割」というテーマでご講演をいただき、山梨大学の岩田智也さんから「羽化水生昆虫による川から森への栄養流と河畔域の動物群集」というテーマでご講演いただきました。
 多くの皆様にご来場いただき、ありがとうございました。
 受賞者の研究内容およびシンポジウムの講演要旨は、次々号ニュースレター第39号に掲載を予定しております。

【写真2】




11月4日 シンポジウム「山岳域の環境変動と生物の分布拡大」を開催いたしました

 信州大学理学部でシンポジウム「山岳域の環境変動と生物の分布拡大」を開催しました。
 近年、地球温暖化や開発など人的影響などにより山岳域の環境が急速に変化しつつあります。 今回のシンポジウムでは、最近の環境変動に対応した生物種の急速な分布拡大のメカニズムについて、講演・総合討論を行いました。
 会場には約50名の方に来場いただき、有意義なシンポジウムとなりました。
 次号のニュースレター第38号に、シンポジウムの講演要旨を掲載いたします。

【写真1】




7月3日-4日 「涸沢談話会(第19回上高地談話会)」を開催いたしました

 7月3日-4日の2日間、涸沢談話会(第19回上高地談話会)を開催しました。
 通常は信州大学の松本キャンパスにて上高地談話会を行っておりますが、2010年より年に1回現地で行う涸沢談話会を行っており、今年で4年目となります。
 涸沢ヒュッテ集合後は、信州大学大学院修士課程 尾﨑絵理さんから「ミヤマシジミは外来植物を寄主として分布を拡大する? 」、同じく信州大学大学院博士課程 斎藤梨絵さんから「山地から低地まで分布するチラカゲロウの個体群構造と遺伝子構造」、 当研究所の江田慧子より「チョウたちから上高地の歴史を探る」というテーマで講演をいたしました。
 ご参加いただいた皆様、涸沢ヒュッテの皆様、本当にありがとうございました。

【写真1】




6月1日 第3回 東アジア山岳文化研究会を開催いたしました

 6月1日(土)に、信州大学松本キャンパスにて第3回 東アジア山岳文化研究会を開催いたしました。
 本学の研究者に加え、韓国、中国、ベトナムから研究者をお呼びし、山岳地域における山村の文化に関する研究報告を発表していただきました。
 翌6月2日(日)には、現地見学会としまして山梨県立博物館などを訪問いたしました。

【写真1】




2月3日 「第18回上高地談話会」を開催いたしました

 2月3日(日)に、信州大学松本キャンパスにて第18回上高地談話会を行いました。
 今回は上高地に関わる国の三機関の方にご講演をいただきました。
 上高地の課題などをわかりやすくお話しいただき、ご参加いただいた約100名の皆様が熱心に耳を傾けていました。
 講演の後には質問なども活発に行われ、大変有意義な談話会となりました。
 次々号のニュースレター第37号に、談話会の内容を掲載いたします。

【写真1】




2012年のニュース

最新の更新 RSS